第482話 ”朝が来る”
本物の悪夢は
新世界にある。。。
そう言ってモリアは負けを認めて陥落しました。
ゾロが言っていたセリフ
『モリアとの勝負にはもうおれ達が勝ってる。ただし、後は朝日が差すまで時間との勝負、モリアはその短時間をイカれたパワーでやり過ごす腹だ』
まさにモリアの状況を端的に表現しています。
彼にとってスリラーバークはカイドウにリベンジするために今まで築き上げてきた兵力であり、同時に自分が吸収することで、自分の力を高めることが出来るエネルギー源でもある。しかし、後者は彼にとって最終兵器にあたる。というのも、力が高まるのは限られた時間だけであるし、その限られた時間が過ぎた後、そのエネルギーは二度と兵力として戻ることがない。彼は一時的に圧倒的な力を手に入れることが出来るが、その後は全てを失うのですから。そして彼は麦わらのルフィに対してその最終兵器を使用した。短時間ながら、その圧倒的なパワーでルフィ達を全滅、もしくはその圧倒的なパワーで攻撃を寄せ付けない間に太陽が出てルフィ達が全滅、と何とかやり過ごそうとしていたのです。どちらにしろ、今まで築いてきたもの、目標であったリベンジ、それら全てを捨てて最終兵器を選択しなければならないほど、彼は追い込まれていたのでしょう。そして最後に負けを認めたセリフが、
『行ってみるがいい・・・、本物の悪夢は新世界にある・・・・』
モリアは新世界で受けたトラウマを引きずったまま陥落していったのでした。
しかし、今回のモリアのセリフから、七武海の本音が読み取れます。
『世の中、出る杭は打たれる』
『本物の悪夢は新世界にある』
という
弱気発言が見られました。
そういえばクロコダイルも
『世の中にどうしようもねんことなんざ腐るほどある』
『この海を知れば知るほど、そういう軽々しい発言(海賊王になる)はできなくなるのさ』
と言っていましたが。
彼らは新世界での敗者なのかも知れませんね。強気な発言は多いが、実際には新世界に行かず、その手前のグランドラインにずっととどまっている。新世界にいる四皇を抑えるために海軍から七武海の称号をもらい共同してしまう。実際のところは四皇を恐れているのではないでしょうか?ただミホークは違うようですが。
来週はくまの再登場かな?