第439話 ”3人目と7人目” その2
このタイトルを見て読者はどう解釈するでしょうか。前々話でフランキーが7人目の仲間になり、前話で3人目の仲間であるウソップが戻ってきた。そして今回その2人を乗せて出航するのでタイトルは『3人目と7人目』。一般的にはそう解釈すると思います。
確かにこの解釈は正しいのですが、これにはもっと深い解釈と意味が込められているのです。実はこの『○人目』というタイトルは連載当初から何回か使用されているタイトルなんです。管理人は今までこの『○人目』シリーズのタイトルを見ても特に気にはしませんでしたが、今回のこのタイトルを見たときに『やられた!!』と感じました。というのはこの『○人目』というタイトルは一定の法則の元に使用されていることに気が付いたからです。
その法則を説明する前に、まず今までのストーリーに沿って『○人目』のついたタイトルを見てみましょう。
・まずルフィが海に出る
・モーガン大佐との戦いの後、1人目のゾロが仲間になる
→タイトルは『1人目』
・バキー味との戦いの後、2人目のナミが仲間になる
・キャプテン・クロとの戦いの後、3人目ウソップが仲間になる
・海上レストランでのクリーク一味との戦いの後、4人目のサンジが仲間になる
→タイトルは『4人目』
・アーロンパークでの魚人との戦いの後、
晴れてナミが正式な仲間になる
→タイトルは『2人目』
・ウイスキーピークでビビが仲間になる
・ドラム島でチョッパーが仲間になる
・アラバスタ出航の際に国に残ったビビとの友情を確かめ合う(手のバツマークを見せ合い無言で分かれる)
・アラバスタ出航後、ロビンが仲間になる
・ウォーターセブンに到着後ウソップが一味を抜ける
同じくロビンが一味と別れる
・エニエスロビーでロビンを奪還し仲間である事を再確認する
・ウォーターセブン出航の際フランキーが仲間になる
同時にウソップが再度仲間になる
ロビンの帰還を再確認する。
→タイトルは『3人目と7人目』
上記の内容から、『○人目』というタイトルの法則性が分かります。
・最初に仲間になった時
・行動を共にするようになった時
→各キャラクターは順番に『○人目』という属性が与えられる。
(あくまで属性が決まっただけで話のタイトルには出てこない)
・本当の意味での仲間として確定した時
→話のタイトルが『○人目』となる。
ナミは最初は泥棒目的で仲間になりましたからタイトルにはならず、故郷の村が開放され、心を許して本当の仲間として確定してからタイトルとなりました。ウソップも最初の時点ではタイトルにならず、一度脱退して帰ってきて、本当の仲間ととして確定してからタイトルとなった。ゾロとサンジは仲間になったと同時に確定した仲間だったようです。
この仕組みが分かると各キャラクターの『仲間としての確定の有無』と『今後のエピソードの有無』が分かります。
ゾロとサンジはすでに確定しているので今まで彼らに関する仲間を問うエピソードはなく、今後もないでしょう。
ナミとウソップも仲間を問うエピソードが終わりすでに仲間として確定したのでないでしょう。ウソップなんて連載初期にして後に仲間として一悶着あることが分かったんですね。
7人目の仲間も今回で確定したのでこれで決まりです。
5人目と6人目は確定していないのでまだエピソードがありそうです。
しかしここで問題です。グランドラインに入って以降の5~7人目の仲間のカウントには難しいところがあります。それは仲間の属性をカウントする定義が分からないからです。船に残っている仲間に属性がつくのか、船に残っているかどうかは関係なく仲間であれば属性が着くのかが現時点では不明確です。定義次第でビビが仲間として属性を与えられているかが分かれてきます。そしてビビの属性次第でその後の仲間のだれが5~7人目の属性で、それぞれの確定・未確定が変わってくるのです。その2パターンの仲間の順番を下にまとめてみました。
・パターン1 ビビをカウントする場合
(赤は未確定)1人目 ゾロ
2人目 ナミ
3人目 ウソップ
4人目 サンジ
5人目 ビビ
6人目 チョッパー
7人目 ロビン
8人目 フランキー
・パターン2 ビビをカウントしない場合
(赤は未確定)1人目 ゾロ
2人目 ナミ
3人目 ウソップ
4人目 サンジ
5人目 チョッパー
6人目 ロビン
7人目 フランキー
こう見るとチョッパーは完全に確定していないことが分かります。最近活躍していないし、エニエスロビーでも暴走していたし、自分を問うエピソードが今後入ってきそうです。
問題は6人目。これがロビンなのかフランキーなのか。どちらの可能性あります。以下、2パターンについて検証しました。
・パターン1
(ビビ未確定/ロビン確定/フランキー未確定)ロビンはエニエスロビーの1件で確定したかに見えますが、アラバスタでは相当ひどい事をしてきましたし、その責任については置き去りの状態です。今回の話の最後の方にビビがそれについてコメントしています。そのコメントがロビンを仲間として認めるという行為であるならば、これによってロビンは7人目に確定であり、ビビもいずれまた再会し(おそらくマリージョアで)、何らかのエピソードがありビビは5人目に確定(船に戻ってくるかどうかは関係ない)。フランキーはおそらく生きているであろうトムさんとの再会があり(おそらく魚人島→大監獄インペルダウンで)、そこでトムさんに海賊になる事を宣言しフランキーは8人目に確定。
・パターン2
(ビビはカウントしない/ロビン未確定/フランキー確定)ビビのロビンについてのコメントは今後の登場への伏線であり、ビビといずれまた再会し(おそらくマリージョアで)、そこでロビンを許し仲間として認め、ロビンは6人目に確定する。しかしビビは船には乗らずみんなを見送る。そのためビビはカウントされない。
今のところとしてはパターン1の方が有力だと思います。
コメント
パターン①に1票。
ビビは絶対戻ってくる!!
最終的に世界政府との戦いになったら,”国”の概念があやふやになるというか,
真実を語るvs真実を隠すの戦いになったら,国とか関係なくなるし,ビビが戻ってきて,世界政府と戦うと思う☆
投稿者: とうりすがり | 2007年03月25日 00:47
そういわれると、そんな展開になってきそうですね。その頃にはドラゴンが大活躍ですな。
投稿者: ヒロやん | 2007年04月08日 21:38
フランキーの親の海賊のエピソードがまだないです。
投稿者: マサル | 2007年07月16日 09:10
僕もフランキーはまだだと思います。親の件もあるし、トムさんが生きている可能性があるので再開もありそうですしね。『魚人島』→『海底の楽園』→『海底の大監獄インペルダウン』→『捕らえられたトムさん』という連想が消えないんですよね~。
投稿者: ヒロやん | 2007年07月16日 23:00
パターン1が理想だけど、ビビ・・というかミスウエンズデーの時にいきなり尾田さんの書き方が変わったキャラだからよくわからん。
投稿者: ぼん | 2008年02月04日 22:34
今更ですが
ブルックが「8人目」でしたね。
ということは確定してないのは
ロビンとチョッパーです。
投稿者: トム | 2008年03月13日 10:31
チョッパーは ○人目とカウントするのではなく、○匹目(1匹目?)とカウントするのではないでしょうか?
だから5人目はビビが良いなぁ、とビビが好きだから思ってしまいます。
投稿者: Anonymous | 2008年03月29日 09:25
ブルックが『8人目』で確定したので、残念ながらビビは麦わら海賊団の真の仲間で無いことになりましたね。
仲間とは言っていたけど『友達』的な仲間なんですね。
チョッパーが動物ベースだから何匹目なんてカウントするとしたら尾田先生は酷すぎですw
シャボンディ諸島の差別主義者と変わらない
投稿者: Anonymous | 2008年06月29日 03:52
○人目は「ルフィと共に行く」人にだけ付くと思います。
なので、単に「万能薬(名医)になる」が目的のチョッパーや、「歴史の真実を知る」ロビンは、ぶっちゃけ麦わら海賊団でなくとも出来るわけですね。
フランキーは自分の作った船(夢の船)に同乗するのが目的ですから、即仲間だったわけです。
投稿者: ポンタ | 2008年11月13日 20:35
3番目のウィーアーで、麦わら海賊団以外の、今まで協力的だった人が何十人も出てくるところがあるのですが、そこにビビがいません!!!!
投稿者: ネフェルタリ | 2008年12月13日 11:17