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2007年12月26日

第483話 ”夢の終わり”

第483話 ”夢の終わり”

 

 

ついに皆の影が戻ってきました。
太陽の光を浴びて半分くらい消えかかっていましたが、影がもどった瞬間に消えていた部分も元通りになりました。サンジいわく、影のかたちにあわせて体が元に戻るそうです。体の一部分でも残っていれば、影を戻すことで完全復活できるということですな。何かガンツのミッション終了時みたいですけど。モリアもオーズなんかに頼らずに自分で戦えば楽に勝てたのにな~。カゲカゲの実って普通に戦っても結構厄介ですよ。なのに結局は実力をだすことなく敗北してしまいました。まぁ、これでめでたくスリラーバークを後にできるというわけです。

 

しかし!!

 

そう思った瞬間、次の戦いに突入。

七武海『バーソロミュー・くま』

初登場から5年くらい経ったでしょうか。彼とドンキホーテ・ドフラミンゴはかなり前に登場しているものの、その素性は謎だらけでしたから気になっていた人も多いのではないでしょうか。ついに彼との戦いの時がきました。

 

彼との戦いが始まった原因は七武海であるモリアがルフィに負けたこと。ただでさえクロコダイルが陥落し、その後任として黒ひげが着任したばかり。そんな状況で七武海がまたひとり陥落したとなれば、七武海という存在が威厳を失ってしまう。そのため海軍本部はモリアが陥落したことを闇に葬ろうとしているのです。当然、目撃者などいてはならないこと。現場にいた者たちは全員始末しなければ情報が漏れてしまいます。海軍本部はちょうどそこにいたくまに対して、スリラーバークにいる者達の抹殺を許可したのです。

 

くまは電伝虫で海軍と話していましたが、おそらく五老星と話していたのでしょう。世界の安定のためとはいえ、いつも電伝虫で殺人の許可を与える彼らはなかなか恐ろしい存在ですね。モリアの敗北を知っても、特に驚いた様子もなく、『やはり』なんて言っていたので、くまをスリラーバークに向かわせたのも、表向きこそ黒ひげの加入を伝えるためですが、本当のところはモリア敗北時の保険だったのでしょう。七武海にして唯一、海軍の命令を聞く男。静かに電伝虫経由で海軍の命令を聞いているあたり、あの巨体からは何か違和感丸出しですが、不気味な感じもします。海軍になんか弱みを握られているのか、何かたくらんでいるのか?どうなんでしょう?

 

かれは一言、『たやすい』と言って攻撃を始めました。モリアよりは元懸賞金額が少ないのですが、海軍からはモリアより実力を評価されているようですし、自分自身でもそう認識しているようです。実力もさることながら、その性格に信頼が置けるのでしょう。モリアと違い慎重で客観的ということかな。さらにかつて暴君を恐れられていたという残虐性があるので必ず相手の息の根を止めるまでやるということとか。彼であれば不用意に負けることはないし、どんな手段を使ってもかならず目的は遂行すると。そして早速、能力を使いました。前にも見せた瞬間移動をした後に、森の海賊団の数人を触れることなく何かで貫いて倒してしまいました。いったい何で貫いたのか。ビジュアル的に目に見えるものではないようです。彼はグローブを外して既になると、触れたものを消す(他の場所に瞬間移動させる)ことが出来ます。今回はグローブを外した手で何かを出して相手の体を貫いていました。でも、実際はその逆で目の前にある空間を全て瞬間移動させたのではないでしょうか、それも細長い直線状に。彼は彼の手からその先数メートルの間の長細い空間を、一瞬のうちに吸い込み瞬間移動させた。もちろん空気だけでなく、その直線状にあった人間の体も。彼らの体の一部はどこかへ持ってかれてしまったのでは。

 

彼の能力は結構怖いです。問題はどのくらいの大きさと質量のものを一度に瞬間移動できるのかということ。遠くのものまで吸い取れる場合は、遠隔攻撃が可能となり、かなり攻撃範囲が広くなりますし建物とか地面なんかを吸い取れるのであれば地形を変えてしまうほどの攻撃が出来ることになります。クロコダイルlの右手も際限なく水分を吸収していましたし、実際無限にものを吸い取って移動できるのかも知れません。ただ、消えないで移動するだけなのでそこは救いですが。

 

これからは、くまとの戦いの中でエースと黒ひげの話になり、ルフィ達がエースの状況を知ることになるのでしょう。でもルフィは寝たままなので結構やばいんじゃ。ゾロがしばらく頑張るのかな?

 

 

そういえば、他の海賊団の会話で『カイドウ』四皇だと判明しましたね。『かつてモリアは四皇のカイドウと渡り合った』と。実際にはモリアが悪夢だったというくらいだから一方的に負けたのでしょうけど。どんなやつなのか楽しみですね。

 

 

アブサロムとホグバック。いったい何をたくらんでいることやら。。。

 

 

2007年12月17日

第482話 ”朝が来る”

第482話 ”朝が来る”

 

 

本物の悪夢は
新世界にある。。。

 

そう言ってモリアは負けを認めて陥落しました。

 


ゾロが言っていたセリフ


『モリアとの勝負にはもうおれ達が勝ってる。ただし、後は朝日が差すまで時間との勝負、モリアはその短時間をイカれたパワーでやり過ごす腹だ』

 

まさにモリアの状況を端的に表現しています。
彼にとってスリラーバークはカイドウにリベンジするために今まで築き上げてきた兵力であり、同時に自分が吸収することで、自分の力を高めることが出来るエネルギー源でもある。しかし、後者は彼にとって最終兵器にあたる。というのも、力が高まるのは限られた時間だけであるし、その限られた時間が過ぎた後、そのエネルギーは二度と兵力として戻ることがない。彼は一時的に圧倒的な力を手に入れることが出来るが、その後は全てを失うのですから。そして彼は麦わらのルフィに対してその最終兵器を使用した。短時間ながら、その圧倒的なパワーでルフィ達を全滅、もしくはその圧倒的なパワーで攻撃を寄せ付けない間に太陽が出てルフィ達が全滅、と何とかやり過ごそうとしていたのです。どちらにしろ、今まで築いてきたもの、目標であったリベンジ、それら全てを捨てて最終兵器を選択しなければならないほど、彼は追い込まれていたのでしょう。そして最後に負けを認めたセリフが、

 

『行ってみるがいい・・・、本物の悪夢は新世界にある・・・・』

 

モリアは新世界で受けたトラウマを引きずったまま陥落していったのでした。

 

 

しかし、今回のモリアのセリフから、七武海の本音が読み取れます。

 

『世の中、出る杭は打たれる』
『本物の悪夢は新世界にある』

という 弱気発言が見られました。

 

そういえばクロコダイルも
『世の中にどうしようもねんことなんざ腐るほどある』
『この海を知れば知るほど、そういう軽々しい発言(海賊王になる)はできなくなるのさ』

と言っていましたが。

 

彼らは新世界での敗者なのかも知れませんね。強気な発言は多いが、実際には新世界に行かず、その手前のグランドラインにずっととどまっている。新世界にいる四皇を抑えるために海軍から七武海の称号をもらい共同してしまう。実際のところは四皇を恐れているのではないでしょうか?ただミホークは違うようですが。

 

 

来週はくまの再登場かな?

 

 

2007年12月10日

第481話 ”影の集合地”

第481話 ”影の集合地”

 

 

モリア暴走!!

簡単にダウンしたなと思っていたら、やはり復活。
彼は自分の能力をちゃんと理解していたようです。影は生きている人間にも入れることができること、さらに何体でも入れることができることです。もちろん自分自身も例外でないことも。ルフィがなぜ急にパワーアップしたのかもすぐに理解し、今度は自分の体に影を入れてしまいました。スリラーバーク中のゾンビの影、その数1,000体!!能力者である彼はゾンビから影を抜き取り自分の体に入れることができるようです。

 

しかし、スリラーバークをボロボロにされ、自分自身もダメージを食らい、かつて新世界で敗北したことを思い出し、さらにバーソロミュー・くまに言われた言葉が頭をよぎったのでしょう。自分が七武海であるというプライドを守るため、かけだしの海賊たちに負けてはならないために、彼は勝利を焦りすぎたようです。どう見ても彼は自分のキャパシティ以上の影を吸収してしまったようです。確かに恐ろしい力を得ましたが(島ごと割っていたし)、制御できていないというか野獣みたいになっています。対するルフィはギアを発動。ギアでも全くかなわないくらいに力の差が歴然としていますが、力を制御できないということは正確にコントロールもできないということ。防御もどれだけできるか疑問です。ルフィが急所をついて攻撃すればまだまだ勝機はあるでしょう。

 

そういえば、森の海賊団の船長と船員が朝日を浴びて体が消滅しかけていましたが、早く影を取り返さないと麦わら一味もまずい状況です。気になるのは、モリアが吸収した影はどのくらいの時間、彼の体にとどまるのか。ルフィの場合は10分くらいで体外へ出て行ってしまいましたが、モリアの場合はどうでしょう?能力者本人であるので、特に時間制限はないということも考えられますが、もしルフィと同じように一定時間後に影が抜けてしまうと考えるのならば、みんなの影は待っていれば自動的に帰ってくるということになります。とにかく、モリアの反則級の攻撃をしのいで待っていればいいいわけです。しかし、その待つというのがほぼ不可能に近いような状態ですが。

 

 

モリアは
ルフィ達が新世界に行けば間違いなく全滅する
と言っています。それは彼が以前に新世界で敗北したからでしょう。彼の言葉からは名を馳せた部下達もいたが、新世界で敗北したさいに多々カニの中で命を落としてしまったようです。おそらくカイドウにやられたのでしょうが、彼の言葉からは絶望と悲しみが感じられました。彼がその後選んだ道は、命を失えば死んでしまう生きた部下ではなく、元々死んでいるため死ぬことのない、そして死んでもいくらでも代わりのきくゾンビ達を率いること。仲間を失う恐怖と、仲間を失ったことで弱体化して敗北したトラウマがそうさせたのでしょうか。そしてゾンビ軍団を率いたもうひとつの理由が、今回の影の吸収。普段は部下として、ピンチの際は自分自身をパワーアップさせるエネルギー源として確保していたのでしょう。しかし、結局は自分では捨て去ったと思い込んでいた慢心のせいで、その選択も無駄になってしまいそうなのです。

 

 

なんか、パワーアップ後のモリアののどに変な紋章が出てましたけど。

 

 

2007年12月03日

第480話 ”迎撃”

第480話 ”迎撃”

 

 

やはり、オーズ復活!!

しかし、結局はゾロの一閃(いや、三閃くらいしたかな?)を食らうために蘇っってしまったようなもの。そして最後にはルフィの背骨崩しで止めを刺されてしまいました。

痛そ~。

背骨をあれだけボロボロにされてしまったら、たとえホグバックが生きているとしても、もう修復不可能でしょう。オーズの右腕は既に使い物にならなくなっていたようです。オーズ本人は全くそのことに気付いてなく、腕が動かないという認識くらいしかなかったようですが。でも、

 

でも、主人のモリアは全く復活の気配なし。
結局ドッペルマンの攻略法とか弱点とかは良く分からずに終わってしまうのかな?彼は自分が無鉄砲に作ってしまった影に負けただけですな。

 

 

次回は戦いが終わって、オーズの影はもちろん、他のゾンビ達の影も開放してスリラーバークがついに壊滅。影の開放の仕方に興味ありますが。モリアに言わせるのが一番手っ取り早いのは承知ですが、それが一番難しい。かといって、ゾンビ全員を一人一人昇天させるのは手間がかかりすぎ。何か体を操るような方法でもあるのかな?それとも島全体を海水攻めにして一気に昇天させるのかな?そうすると気を失っているモリアも一緒に昇天だ

 

 

しかし、戦いが止んだその場にバーソロミュー・くまが現れ、エースと黒ひげのことをルフィに告げて、その後はどうなるのだろう。彼は今のところは世界政府にかなり肩入れしているようで、ルフィ達の存在を危険なものと見ているようですから、彼らを放っておかないかもしれません。しかし、モリアに対して

『手伝ってもいい』

といったのは、クロコダイルの次にさらに七武海(モリア)が敗れることを懸念してのセリフ。もはや、モリアが実際に敗れてしまった今では、手伝っても遅いわけで、彼としては現実を受け入れて政府に報告するだけでしょうから、先頭にはならないと見ているのですが。

 

 

フランキーは何秒であんな兵器を作ったんだ?